2023年12月31日(日)大みそか放送の『第74回NHK紅白歌合戦2023』ですが、視聴率は何％で歴代何位になるのか気になりますよね。
今回の司会はお笑いタレントの有吉弘行さん、前回に続き2回目となる橋本環奈さん、初の紅白司会に挑戦する浜辺美波さん、NHKアナウンサーの高瀬耕造さんの４人です。
2023年のテーマは『ボーダレス』。
国・言語・世代、そしてリアルとネットをまたいで様々な出場者がそろう一方で、44年ぶりとなる「ジャニーズ不在」の紅白となります。
近年では「視聴率低迷」や「テレビ離れ」などという声もよく耳にしますが、2023年の「紅白歌合戦」の視聴率は何％で歴代何位に入るのでしょうか？
そこで今回は『紅白歌合戦2023の視聴率は歴代何位？歌手別や最高についても調査！』と題してご紹介いたします。
この記事でわかること
- 紅白歌合戦2023の視聴率は何％で歴代何位？
- 紅白歌合戦2023歌手別の視聴率は？
- 紅白歌合戦2023最高視聴率は？
紅白歌合戦2023の視聴率は何％で歴代何位？
紅白歌合戦2023の視聴率は、31.9%で歴代ワースト1位になりました。（※関東地区）
第1部(前半)視聴率が29.0%、第2部(後半)視聴率が31.9%という結果で、２部制となった1989年以降で過去最低となりました。
ＮＨＫ紅白視聴率３１・９％ 平成元年以降第２部で過去最低 https://t.co/lHalG26luQ #NHK紅白 #紅白歌合戦
— 産経ニュース (@Sankei_news) January 2, 2024
参考までに過去の数値をご紹介いたします。
前回の紅白歌合戦2022(第2部)の視聴率は、関東地区が35.3%・関西地区は36.7%という結果です。
（※第1部視聴率：関東地区31.2%・関西地区30.2%）
2021年は関東地区が34.3%・関東地区は35.0%でした。
（※第1部視聴率：関東地区31.5%・関西地区31.1%）
紅白歌合戦の過去10年間の視聴率（平均世帯視聴率）は以下のとおりです。 ※ビデオリサーチ調べ
| 年(回数) | 【関東地区】視聴率(％) | 【関西地区】視聴率(％) | 司会者 | 勝者 |
|---|---|---|---|---|
| 2023 (第74回) | 1部：29.0 2部：31.9 | 1部：27.5 2部：32.5 | 有吉弘行/橋本環奈 浜辺美波/高瀬耕造アナ | 紅 |
| 2022 (第73回) | 31.2 35.3 | 30.2 36.7 | 橋本環奈/大泉洋 櫻井翔/桑子真帆アナ | 白 |
| 2021 (第72回) | 31.5 34.3 | 31.1 35.0 | 川口春奈/大泉洋、 和久田麻由子アナ | 紅 |
| 2020 (第71回) | 34.2 40.3 | 32.8 39.3 | 二階堂ふみ/大泉洋 内村光/桑子真帆アナ | 紅 |
| 2019 (第70回) | 34.7 37.3 | 31.9 36.2 | 綾瀬はるか/櫻井翔 内村光良/和久田麻由子アナ | 白 |
| 2018 (第69回) | 37.7 41.5 | 35.2 40.5 | 広瀬すず/櫻井翔 内村光良/桑子真帆アナ | 白 |
| 2017 (第68回) | 35.8 39.4 | 33.2 39.6 | 有村架純/二宮和也 内村光良/桑子真帆アナ | 白 |
| 2016 (第67回) | 35.1 40.2 | 34.0 39.5 | 有村架純/相葉雅紀 武田真一アナ | 紅 |
| 2015 (第66回) | 34.8 39.2 | 36.8 43.0 | 綾瀬はるか/井ノ原快彦 黒柳徹子/有働由美子アナ | 紅 |
| 2014 (第65回) | 35.1 42.2 | 36.8 43.3 | 吉高由里子/嵐 有働由美子アナ | 白 |
大晦日の風物詩ともいえる「紅白歌合戦」はテレビの普及よりも先にラジオ番組としてスタートし、今回で74回目となります。
かつては「視聴率70～80%台」を誇る黄金時代もあり、「お化け番組」と言われるほどの国民的大人気番組でした。
しかし近年では長期低落傾向が続き「最低視聴率を更新」というニュースをたびたび耳にしますよね。
長く21時からの放送でしたが、1989年からは２部制を導入し19時台スタートとなり放送時間が拡大しました。
東西で視聴率には多少の開きは出ていますが、ここ数年の傾向を見ると関東地区の平均世帯視聴率は４０％を割り込む年が続いているようですね。
2023年の紅白歌合戦は、第1部も第2部をワーストを塗り替える過去最低の視聴率を記録。
第1部で言いますと、視聴率の計測を始めて以降過去最低の20%台という結果でした。
理由として「テレビ離れ」により、リアルタイムでの視聴者がそもそも減少していることが影響していると考えられます。
近年では、ネット動画・見逃し配信の定着などにより音楽やテレビを取り巻く環境が大きく変化しています。
また、2023年の紅白歌合戦に限っては、44年ぶりとなる「ジャニーズ不在」という点も少なからず影響があったと言えそうですよね。
【快挙】Snow Man、YouTube同時接続133万人突破で日本歴代1位https://t.co/yeKGzN4mDz
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 31, 2023
グループの公式YouTubeにて生配信企画を実施。生配信開始直後にYouTube同時接続100万人を突破。さらに、約1時間10分が経過したころ、同時接続133万人を突破し、YouTube同時接続数日本歴代1位を記録した。 pic.twitter.com/ZJ81qFFb6g
旧ジャニーズ所属のSnow Manが12月31日の20時30分からYouTubeで行った年越し配信は、133万超が視聴。
日本での同時接続者数歴代1位を記録しました。
紅白歌合戦2023歌手別の視聴率は？
紅白歌合戦2023歌手別視聴率のトップは、MISIAさんでした。
歌手別視聴率のトップ10は以下のとおりです。
| 順位 | アーティスト/曲名 | 視聴率(%) |
|---|---|---|
| 1 | MISIA / アイノカタチ | 34.8 |
| 2 | ブラックビスケッツ / Timing | 34.3 |
| 3 | YOASOBI / アイドル | 34.2 |
| 4 | Ado / 唱 | 34.1 |
| 5 | 伊藤蘭 / キャンディーズ50周年紅白SPメドレー | 33.6 |
| 6 | 藤井フミヤ×有吉弘行 / 白い雲のように | 33.5 |
| 7 | 寺尾聰 / ルビーの指環 | 33.4 |
| 8 | 石川さゆり / 津軽海峡・冬景色 | 33.2 |
| 9 | 福山雅治 / HELLO～想望 | 33.1 |
10 | YOSHIKI / ENDLESS RAIN～Rusty Nail ポケットビスケッツ / YELLOW YELLOW HAPPY 薬師丸ひろ子 / セーラー服と機関銃 | 32.9 |
90年代に大流行したブラックビスケッツやポケットビスケッツの躍進が目立ちました。
懐かしいグループの復活に、SNS上でも話題になりましたね。
📺『第74回NHK紅白歌合戦』
— ORICON NEWS（オリコンニュース） (@oricon) December 31, 2023
ポケビ＆ブラビ“25年ぶり”の登場✨
一世を風靡した楽曲披露に反響「懐かしすぎて泣いた」https://t.co/S7oeeO0DRL#ポケットビスケッツ #ブラックビスケッツ #ポケビ #ブラビ #NHK #紅白歌合戦 #NHK紅白 #紅白歌合戦2023 #ポケビとブラビ pic.twitter.com/FAJqGmGtSU
本番ではどんな演出で登場するのかが注目されたAdoさんや、日韓アイドルらが多数出演して盛り上げたYOASOBIの「アイドル」歌唱場面など、若者に人気のある両者も視聴者の高い関心を引きました。
また、伊藤蘭さん・寺尾聰さんも上位にランクインしており、ブランクのあった出演者への注目度の高さがうかがえる結果となりましたね。
参考までに前回の数値をご紹介いたします。
紅白歌合戦2022歌手別の視聴率トップ5は以下のとおりです。
1位：福山雅治/桜坂（39.5%）
2位：MISIA/希望のうた（37.7%）
3位：桑田佳祐feat,佐野元春,世良公則,Char,野口五郎/時代遅れのRock’n’Roll Band（37.3%）
4位：KinKi Kids/25th Anniversary Medley（36.7%）
4位：松任谷由実 with 荒井由実/Call me back （36.7%）
5位：安全地帯/I Love Youからはじめよう（36.3%）
紅白歌合戦2022の歌手別視聴率のトップは、福山雅治さんでした。
次に、過去5年間の歌手別視聴率は以下のとおりです。
2021年：MISIA（39.2%）
2020年：嵐（47.2%）
2019年：嵐（40.8%）
2018年：サザンオールスターズ（45.3%）
2017年：安室奈美恵（48.4%）
長年高い人気を誇っている実力派アーティストが、視聴率にもしっかりと貢献していることがわかりますね。
そして2017年は引退表明した安室奈美恵さんが、最後の紅白出場となった回でした。
彼女の貴重な歌唱シーンを見ようと、多くの人達が紅白を見たようですね。
過去の数値を見ていると、歌手別視聴率で上位に入るには国民性・話題性・注目度が大きな要素になっているようです。
紅白歌合戦2023最高視聴率は？
紅白歌合戦2023最高視聴率(関東地区)は36.7%で、紅組が2年ぶりの優勝を決めた時間帯の午後11時43分でした。
紅白視聴率、瞬間最高は関東地区36・7％紅組優勝の時間帯 #紅白歌合戦#紅白最高視聴率https://t.co/GsbnyLPrW7
— 中日スポーツ (@chuspo) January 4, 2024
2022年の最高視聴率は、大トリだった福山雅治さんが桜坂を歌い終わる時の39.5%でしたので、2.8%下回る結果となりました。
第1部(前半)の世帯瞬間最高視聴率(関東地区)は午後8時33分の33.1%で、郷ひろみさんの「２億４千万の瞳～ブレイキンＳＰ～」のパフォーマンスシーンでした。
前回2022年の紅白歌合戦では、大トリを務めた福山雅治さんが「桜坂」を歌い終えた頃の午後11時39分に、最高瞬間視聴率39.5%(関東地区)を記録しています。
2021年は、午後11時42分に最高瞬間視聴率39.3％を記録しています。
アーティストたちの当日ダイジェスト映像が終わり、結果発表を待っている場面でした。
過去のデータを見ても、結果発表後のフィナーレのシーンや結果発表前の当日ダイジェストが流れる場面などに瞬間最高視聴率をマークすることが多いようですね。
紅白オワコンとか言われてるけど未だに去年は視聴率40%弱あるってえぐいよな
— らえい(贴) (@D4Mu4) December 21, 2023
日本国民の三人に一人が見てるってことだし
今年は民放の対抗馬もほとんどないし、もっと視聴率が伸びることも予想される
このように視聴率のデータを見ると、低迷しているとは言われても『視聴率40％弱を記録する番組』です。
やはりすごい番組ということは間違いないですよね。
まとめ
今回は『紅白歌合戦2023の視聴率は歴代何位？歌手別や最高についても調査！』と題してのご紹介でした。
- 紅白歌合戦2023の視聴率は31.9%で、歴代ワースト1位（※関東地区）
- 最高視聴率は36.7%で、紅組が2年ぶりの優勝を決めた時間帯の午後11時43分
※歌手別の視聴率ついてはわかり次第追記いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
